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田村 格良; 丸山 龍治; 山崎 大; 中村 清; 山本 和喜; 相澤 一也; 曽山 和彦
Journal of Physics; Conference Series, 528, p.012012_1 - 012012_7, 2014/07
被引用回数:1 パーセンタイル:52.13(Optics)中性子ビーム実験装置の効率的な利用をするために、新たに開発した小型分岐装置を使用してJRR-3のC2冷中性子ビームラインの中性子ビーム実験装置を再配置した。この小型分岐装置は2つの小型マルチチャンネルベンダーを有している。これらのベンダーは0.2mm厚さのシリコン基板の両面にコーティングされたNi/Tiスーパーミラーを使用している。2つのベンダーの曲率半径は938mmであり、20に曲げるベンダーの長さは320mmである。原子力機構のイオンビームスパッタリング装置を使用して、ベンダーに使用するm=3のスーパーミラーをシリコン基板の両面に成膜した。20に曲げるベンダーの出口に設置された中性子ガイド末端の中性子束を金箔の放射化法により測定した結果、1.5810 n/cm/sであった。本研究は、高い反射率を有する両面上に成膜されたスーパーミラーが小型分岐装置に適していることを示した。
藤 健太郎; 中村 龍也; 坂佐井 馨; 曽山 和彦; 山岸 秀志*
Journal of Physics; Conference Series, 528, p.012045_1 - 012045_6, 2014/07
被引用回数:2 パーセンタイル:69.14(Optics)J-PARCセンター物質・生命科学実験施設で使用するためマルチワイヤ素子を用いた高圧駆動中性子検出器システムを開発した。この検出器では個別読み出し法を用いることで高速応答・高位置分解能を実現する。開発した検出器は256チャンネルの検出素子,圧力容器,信号増幅・波形整形・波高弁別一体型基板,光信号伝送装置, FPGA実装位置エンコーダ,データ収集機器で構成されている。中性子照射試験の結果、ピクセルごとの均一性: 7.9%、固有の位置応答: 1.55mm(半値幅)という性能を確認することができた。
中村 龍也; 藤 健太郎; 本田 克徳; 美留町 厚; 海老根 守澄; 坂佐井 馨; 曽山 和彦; 片桐 政樹*
Journal of Physics; Conference Series, 528, p.012042_1 - 012042_7, 2014/07
被引用回数:5 パーセンタイル:87.74(Optics)J-PARC/MLFではヘリウム3代替検出器としてシンチレータと波長シフトファイバを用いた2次元中性子検出器を開発している。本検出器はパルス中性子を用いた非弾性散乱実験装置での使用が目的である。本用途では位置分解能はリラックスしたものでよいが高い検出効率,低い線感度,バックグランド計数が要求される。われわれはJ-PARC/MLFのSENJU装置用の検出器をもとに、検出面積3232cm、ピクセルサイズ2020mmの検出器を開発した。発表ではSENJU検出器との比較から本検出器の性能について議論する。
中村 龍也; 片桐 政樹*; 筒井 紀彰*; 藤 健太郎; Rhodes, N. J.*; Schooneveld, E. M.*; 大栗 裕史*; 野口 泰延*; 坂佐井 馨; 曽山 和彦
Journal of Physics; Conference Series, 528, p.012043_1 - 012043_8, 2014/07
被引用回数:4 パーセンタイル:84.14(Optics)J-PARC/MLFに設置する中性子散乱実験装置のために高い発光でありながら低残光である中性子有感ZnS/BOシンチレータを開発した。ZnS/LiFシンチレータはその高い発光と低い線感度からよく使用されるがその大きな残光成分が検出器の計数率特性を制限していた。われわれはJ-PARCの将来的な1MWでの稼働に対応するため従来よりも低残光であるZnS蛍光体を開発した。本蛍光体と高効率が期待されるBOコンバータを焼結法により成形し中性子有感シンチレータを製作した。開発したシンチレータはJ-PARC/MLFのiBIXやSenju装置に装填されている。発表ではシンチレータの特性やこれらを組み込んだ検出器の性能について議論する。
酒井 健二; 奥 隆之; 林田 洋寿; 吉良 弘*; 篠原 武尚; 及川 健一; 原田 正英; 加倉井 和久; 相澤 一也; 新井 正敏; et al.
Journal of Physics; Conference Series, 528, p.012016_1 - 012016_7, 2014/07
被引用回数:2 パーセンタイル:69.14(Optics)中性子偏極実験において測定領域を熱外中性子まで広げることは興味深い。その実現には、He自身の核スピンを反転することで、冷から熱外まで幅広いエネルギー領域の中性子のスピン偏極と反転が可能な偏極Heスピンフリッパー(PHSF)が重要な役割を果たす。現在、J-PARC/MLFでは「可搬型PHSF」の開発を進めている。この装置は、Heガスを封入したガラスセルを、Heスピン偏極を保持するための直径20cm,長さ30cmの小型ソレノイド内に設置する。さらに、ガラスセルをレーザー照射することで、光ポンピング法(SEOP)によりHeを偏極した後に、ソレノイドごと中性子ビームラインに移動することで、可搬型PHSFとして利用する。われわれは、MLFの中性子ビームライン(BL10)で、PHSFの特性試験を行い、He核スピン反転前後の中性子透過率比の2次元分布測定から、本装置がPHSFとして十分機能することや、サンプルコイルの簡単な磁気イメージを測定できることを実証した。
武田 全康; 山崎 大; 曽山 和彦; 林田 洋寿; 藤 健太郎; 山岸 秀志*; 片桐 政樹*; 坂佐井 馨; 丸山 龍治; 水沢 多鶴子*; et al.
no journal, ,
A new polarized neutron reflectometer (SHARAKU) was installed at the beam line 17 (BL17) of MLF as the second neutron reflectometer in J-PARC. This reflectometer was designed for a variety of surface science applications except the free surface and interface investigation. Therefore, this reflectometer has the capability of performing full polarization analysis, grazing incidence small-angle neutron scattering (GISANS), and the grazing incidence diffraction (GID) measurements. Four kinds of detectors are employed to cover a wide q-range with a proper q-resolution. One is a point detector, and the other three are two-dimensional position-sensitive-detectors. A polarizer and analyzer both of which consist of Fe/Si polarizing supermirrors and two-coil flippers are used for the polarization analysis. We will report the outline design specification, and the basic performance of this new reflectometer.
奥 隆之; 吉良 弘*; 林田 洋寿; 酒井 健二; 篠原 武尚; 坂口 佳史*; 猪野 隆*; 有本 靖*; 大山 研司*; 平賀 晴弘*; et al.
no journal, ,
J-PARC/MLFにおけるパルス偏極中性子の利用研究を実現するために、オンビームSEOP型He中性子偏極フィルターの開発を行っている。He中性子偏極フィルターは、広いエネルギー範囲の中性子を偏極できることから、広いq範囲をカバーする実験や高エネルギーの磁気励起やフォノンの観測実験などに有効なデバイスである。このHe偏極フィルターをJ-PARC/MLFのような大強度パルス中性子源施設の装置に導入するためには、装置を重厚な遮蔽体内に設置する必要があるため、装置をコンパクトでかつ安定なものにする必要がある。そこで、われわれは ボリュームホログラフィックグレーティング(VHG)素子を用いて、オンビームSEOP型He偏極フィルター用のコンパクトなレーザー光学系を開発した。そして、そのレーザー光学系を組み込んで作り上げたオンビームSEOP型He偏極フィルターを用いて、中性子小角散乱や中性子反射率測定における偏極度解析実験や空間磁場イメージングのテスト実験を開始した。発表では、新しく開発したオンビームSEOP型He偏極フィルターのデザインや中性子を用いたテスト実験の結果について紹介する。